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おっととよめとカモワイン

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2012年 05月 26日

2007 Matanzas Creek Winery "Journey" Sonoma County Chardonnay

2007 Matanzas Creek Winery "Journey" Sonoma County Chardonnay

カリフォルニア州ソノマにある Matanzas Creek Winery (マタンザス・クリーク・ワイナリー)。ワイナリーが拠点を構える Bennett Valley (ベネット・ヴァレー)は、2003年に Matanzas Creek の申請によって新たに AVA 登録された新しいワイン地域。3つの山々の谷間で起こる "Petaluma Wind Gap (ペタルマ・ギャップ)" と呼ばれる太平洋からの霧と冷風の影響で、同じソノマでも北にある Russian River Valley の気候に似ているのだそう。

細かいミネラル感と程よく自己主張する樽香が印象的。かなり完成度の高いカリフォルニアのシャルドネという印象。数年間寝かせて、角が取れた感じが心地よい。もっと寝かせてみると面白いかもしれない。

おっと: ★★★★☆
よめ: 未飲
価格: 不明

サイト: http://www.matanzascreek.com/

Winemaker's notes (引用):
The 2007 Journey Chardonnay is the culmination of the finest cool climate vineyards in Sonoma County and our classic winemaking style. In 2007 mother nature delivered us the perfect spring and summer that California is famous for. Warm and dry, these conditions allowed for a long growing season resulting in flawless fruit.



# by magamoduck | 2012-05-26 01:00 | ワイン日記
2012年 02月 24日

★ K&L Wine Tasting "Bodegas y Vinedos Ponce" (February 24, 2012)

今回の K&L Friday Tasting は、スペインのワイナリー Bodegas y Vinedos Ponce (ボデガ・イ・ヴィネドス・ポンス)。マドリッドから南東に数時間行ったあたりに位置する Manchuela D.O. のワイナリー。Manchuela(マンチュエラ)というワイン地域は初めて耳にする。1本目は以前テイスティングで登場したスペイン・バスク地方の Txakolina (チャコリーナ)という不思議白ワイン。その他は Manchuela の土着品種 Bobal (ボバル)。非常に古い黒ブドウ品種で、フィロキセラを免れた貴重な畑もあるそう。オリビエ・リヴィエール氏が2005年に設立されたまだ若いワイナリーだが、「彼がいなかったらマンチュエラは間違いなく注目されずに終わっていた」と評されるほど、既にその実力は広く認められている。Bobal はブラックベリーのような濃さを持つが、重厚な品種ではない。おっとは、かわいい感じのワインで魅力的な造り手でコストパフォーマンスがよく若い状態で飲みたいと評するが、全体的によめは何となく臭さが苦手。

印象に残ったワイン:
・2008 Bodegas y Viñedos Ponce "La Casilla" Manchuela ($19.99)

K&L Friday Tasting



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Tasting 備忘録。

# by magamoduck | 2012-02-24 17:00 | K&L Tasting
2012年 02月 10日

★ K&L Wine Tasting "Schramsberg Vineyards with Winemaker Keith Hock" (February 10, 2012)

今回の K&L Friday Tasting は、ナパのスパークリングワイン・メーカー Schramsberg Vineyards (シュラムズバーグ・ヴィンヤーズ)。ナパのスパークリングワイン・メーカーは外国資本のものが多いが、ここはアメリカ人所有のワイナリー。製法はすべてシャンパン製法。リリースまでの瓶熟成期間は、100% Chardonnay の Blanc de Blanc で3年、Chardonnay ベースの J. Schram (J・シュラム)で5年、Pinot Noir ベースの Reserve で6年に及ぶ。J. Schram や Reserve は20年以上寝かせられるらしい。

毎年2月上旬のバレンタインデー前に行われる Schramsberg のテイスティング(20092010)。今年もワインメーカーの Keith Hock 氏が自ら対応。いつ飲んでもシャルドネ100%の Blanc de Blancs は好きな様子。Pinot ベースの Reserve やデザートワイン(demi-sec)の Cremant もお気に入り。カリフォルニアの中ではとてもいい印象のスパークリングワイン。

K&L Friday Tasting

印象に残ったワイン:
・2004 Schramsberg Reserve ($110.00 at winery!)
・2008 Schramsberg Blanc de Blancs ($27.99)
・2007 Schramsberg Crémant Demi-Sec ($29.99)

Schramsberg Vineyards
http://www.schramsberg.com/

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Tasting 備忘録。

# by magamoduck | 2012-02-10 17:00 | K&L Tasting
2012年 02月 03日

★ K&L Wine Tasting "Dunn Vineyards with Mike Dunn" (February 3, 2012)

今回の K&L Friday Tasting は、ナパのワイナリー Dunn Vineyards。1998年から2008年までのシングルヴィンヤード(Howell Mountain)の垂直テイスティング(Vertical Tasting)のはずだった。が、あまりの人気でK&Lに着いたときには既に Sold Out。Sold Out でテイスティングを締め切るのはK&Lとしても初めてのこと。テイスティングルームも異例の混み様。Dunn は前回も都合が付かず縁に恵まれない。残念。

Dunn Vineyards
http://dunnvineyards.com/

# by magamoduck | 2012-02-03 17:00 | K&L Tasting
2012年 01月 28日

1973 D'Oliveira Verdelho

1973 D'Oliveira Verdelho
D'Oliveira Verdelho
(ドリヴェイラ・ヴェルデーリョ)

ポルトガルのマデイラ島で造られるワイン、マディラ(Madeira)。ポートワインと同じく、醸造過程でブランデーなどのアルコールを添加することでアルコール度数を高める酒精強化ワイン(Fortified Wine)の一種。辛口から甘口まで様々なタイプがあり、辛口は食前酒、甘口はデザートワインとして楽しまれる。Pereira D'Oliveira (ペレイラ・ドリヴェイラ) は1800年代設立の伝統的なマディラの造り手。フィロキセラ以前から続く希少な造り手であり、他社にはない古いヴィンテージを多く所有することでも知られている。多くの国々へ輸出されている一方、品質を維持するために会社を大きくせず、あくまで目の届く範囲の小さな生産者であり続けている。

今回の 1973 D'Oliveira Verdelho は、背面ラベルによると2011年にボトリングされているとのこと!それまでは樽で熟成されていたと考えられる。そのためボトルもきれいでコルクも新しい。(古いワインを空ける困難の喜びが感じられなかったのが残念、とおっと。)ちなみに、古いヴィンテージ・ポートは抜栓後どんどん香りが飛んでしまうので通常ワインと同様できるだけ早く(できればその日のうちに、長くても1週間のうちに)飲むのが理想的。同じポートワインでもTawnyなどであれば6ヶ月は持つ。一方、古いマデイラは開けてから5年は美味しく飲めるので、長くゆっくり楽しみたいならマデイラが断然適している。

デキャンタージュするとキャラメルを焦がしたような甘く深い香りが広がる。色は琥珀色。とろんとした舌触りと、独特の熟成感はまさに紹興酒。以前K&Lでテイスティングした熟成したポートほどの大きな感動は無いものの、非常に美味しい(おっと)。よめは相変わらずポートよりマディラ派。一番感動したのは、飲み干した後のグラスから立ち上る更に凝縮された官能的な香り。極上ステーキ(おっと)、極上デザート(よめ)のような濃厚な香りは今まで体験したことのない香りだった。


※マディラの代表的なブドウ品種
一般的に下にいくほど甘口のマディラとなる。

・セルシアル種(Sercial):最も標高の高い地域で栽培され、辛口で芳香のあるドライタイプ。
・ヴェルデーリョ種(Verdelho):セルシアルほどドライではないが香りはそれ以上、中辛口タイプ。
・テランテス種(Terrantez):最高級の品種だが生産量は少なく、特別なときに飲まれる。繊細かつスパイシー。
・ボアル種(Boal):中甘口のミディアムスイートで、芳醇な香りと味わい。
・マルヴァジア種(Malvasia):最も暑い地域で栽培され、最も甘口タイプ。
・ティンタ・ネグラ・モーレ種(Tinta Negura Mole):どの標高域でも栽培され、収穫量も最も多い品種。他品種とブレンドすることでその風味を生かしたワインに造らる。


おっと: ★★★★★
よめ: ★★★★★
K&L価格: $124.99

K&L's notes (引用):
Verdelho grapes yield what is arguably the most effortlessly balanced of madeiras: lightly sweet and wonderfully balanced by acidity. D'Oliveira is one of only 7 Madeira shippers left on the island, and it is among the most traditional of these. Their stocks of old wine are legendary. This particular wine is a real gem, with a mouthwatering array of dried fruit flavors, subtle brown sugar and spice notes. You can have vintage Madeira open for many months, even years, without much noticeable degradation in quality. Also, please note that these wines love air, and will greatly reward decanting prior to service.








※いずれもヴィンテージ違いです。

# by magamoduck | 2012-01-28 19:00 | ワイン日記


    


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